顧慮(読み)コリョ

デジタル大辞泉 「顧慮」の意味・読み・例文・類語

こ‐りょ【顧慮】

[名](スル)ある事をしっかり考えに入れて、心をくばること。「相手の立場を顧慮する」
[類語]心配り配慮気配り心遣い気遣い心掛け細心気兼ね屈託心配注意目配り高配気遣う気を遣う気を利かせる気を配る心を配る心を砕く目が届く行き届く考慮勘案考察考え勘定熟慮熟考考量商量思量省察思慮長考深慮千慮千思万考再考叡慮一考愚考

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精選版 日本国語大辞典 「顧慮」の意味・読み・例文・類語

こ‐りょ【顧慮】

〘名〙 深く考えて、それに思いをめぐらすこと。気を配ること。考慮。配慮。心配。懸念
日本外史(1827)三「然君事方急、不顧慮
※土(1910)〈長塚節〉二五「彼はおつぎが後に続かぬことを顧慮(コリョ)する暇もなかった」

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普及版 字通 「顧慮」の読み・字形・画数・意味

【顧慮】こりよ

心にかける。懸念する。宋・曾〔撫州顔魯公祠堂記〕始、死生を以て、秋毫慮を爲さず。に篤きに非ざれば、此(かく)の如くなること能はず。此れ以ての大をるに足るなり。

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