深慮（読み）しんりょ

精選版 日本国語大辞典

しん‐りょ【深慮】

〘名〙 深く考えること。深いおもんぱかり。慎重な思慮。「遠謀深慮」

※太平記（１４Ｃ後）一「深慮(シンリョ)・智化の老臣、近侍の人々にも仰せ合せらるる事もなし」 〔後漢書‐鄧禹伝〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

しん‐りょ【深慮】

深く考えをめぐらすこと。深い考え。深思。「遠謀深慮」⇔浅慮。
[類語]陰謀・策略・計略・作戦・謀略・はかりごと・企み・画策・策動・術策・権謀・謀計・奸策・詭計・深謀・遠謀・悪だくみ・わな・機略・考慮・勘案・考察・考え・勘定・顧慮・熟慮・熟考・考量・商量・思量・省察・思慮・長考・千慮・千思万考・再考・叡慮・一考・愚考

出典　小学館

普及版 字通

【深慮】しんりよ

深く考える。〔墨子、非儒下〕今孔某（丘）、深慮同謀、以てに奉じ、思ひを勞し知を盡して、以てを行ふ。下にめ上を亂し、臣にへて君をさしむ。賢人の行ひに非ざるなり。

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出典　平凡社「普及版 字通」