類別(読み)るいべつ(英語表記)classification

翻訳|classification

精選版 日本国語大辞典 「類別」の意味・読み・例文・類語

るい‐べつ【類別】

〘名〙
種類によって区別すること。分類。類分け。〔易林本節用集(1597)〕
数学で、集合の元を互いに同値なもの同士に組分けすること。〔数学ニ用ヰル辞ノ英和対訳字書(1889)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「類別」の意味・読み・例文・類語

るい‐べつ【類別】

[名](スル)
種類ごとに区別すること。分類。「標本類別する」
ある集合を、いくつかの互いに同値なものどうしの集合に分けること。
[類語]分類仕分け組み分け分別色分け分ける

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「類別」の意味・わかりやすい解説

類別 (るいべつ)
classification

ある集合Sを,部分集合直和にわけることを類別という。各Sμはこの類別の類であるという。Sの2元abについて,abが同じ類Sμの元であるとき,abで表せば,(1)任意aSについて,aa反射律),(2)abならばba対称律),(3)abbcならばac推移律)が成立する。この条件(1),(2),(3)をみたす関係を同値関係といい,abのときabは同値であるという。上と逆に集合Sに同値関係が与えられれば,同値なものが同じ類に入るようにして,Sは類別される。これをSの同値関係~による類別といい,各類を同値類という。このように類別と同値関係は本質的に同じものである。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

普及版 字通 「類別」の読み・字形・画数・意味

【類別】るいべつ

分類する。

字通「類」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android