頼甲斐(読み)たのみがい

精選版 日本国語大辞典 「頼甲斐」の意味・読み・例文・類語

たのみ‐がい ‥がひ【頼甲斐】

〘名〙 頼みにするだけの効果
※師郷記‐嘉吉元年(1441)自八月一日至八月三〇日紙背(中原師世書状)「問者小者事之間、甲斐も候はず候、頭者人躰ある事候間、能々可申沙汰候」
露団々(1889)〈幸田露伴一六「頼(タノ)み甲斐(ガヒ)のない人間下婢ではなくって」

たより‐がい ‥がひ【頼甲斐】

〘名〙 たよりにするだけの価値
抱擁家族(1965)〈小島信夫〉二「ああ、頼りがいがない」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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