預林(読み)あずかりばやし

精選版 日本国語大辞典 「預林」の意味・読み・例文・類語

あずかり‐ばやし あづかり‥【預林】

〘名〙 江戸時代領主支配下にあって、藩士または村方三役に管理保護を委託し、反対給付として雑木下草などの採取を許した山林。藩によっては預かり主に造林を行なわせ、成木両者で分収する場合もあった。地方によって分散山、割合山、守前山などともいう。あずかりやま。
※循書‐二・享保一三年(1728)二月「御家中より御預林并村方之御預林之内へ入込、木草等伐取申間敷旨可被申付事」

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