須屋村(読み)すやむら

日本歴史地名大系 「須屋村」の解説

須屋村
すやむら

[現在地名]西合志町須屋

大池おおいけ村の南にあり、合志こうし台地南西部に立地する畑作地帯の村。字下屋敷しもやしきに須屋城跡があり、「国誌」に「平城也、堀土居等ノ跡今ニ残レリ、城主須屋市蔵、菊池家ノ庶流ナリ」とある。周辺には中園屋敷なかぞのやしき的場まとば地名が残り、天保期(一八三〇―四四)以降の村柄を示す明治三年(一八七〇)の竹迫手永手鑑記載の小名(小村)に中園・的場とみえる。

慶長九年(一六〇四)九月の検地帳によると、名請人二一・屋敷持一八、田一二町三反九畝、畠・屋敷四一町六反四畝余、分米三八六石二斗余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android