西合志町(読み)にしごうしまち

日本歴史地名大系 「西合志町」の解説

西合志町
にしごうしまち

面積:二五・五一平方キロ

菊池郡の南西端に位置する。東は合志こうし町・菊陽きくよう町、西は鹿本かもと植木うえき町・飽託ほうたく北部ほくぶ町、北は泗水しすい町、南は熊本市に接する。火山灰土壌に覆われた合志台地の西部にあたる。国道三八七号と熊本電気鉄道が、南西部から北東部にかけてほぼ一直線に並行して走り、九州自動車道が南部を横断している。二子ふたご山には大規模な二子山石器製作遺跡(国指定史跡)がある。南部にある黒石くろいしの旧集落は細川忠利の代に仕立てられた地筒の集落で、近世初期の完成とみられる堀川が熊本市との境界沿いを東西に貫流する。北部の塩浸しおひたし川・上生わぶ川流域に水田がみられるが、そのほかはほとんど畑作地帯。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報