順慶位堂(読み)じゆんけいいはいどう

日本歴史地名大系 「順慶位堂」の解説

順慶位
じゆんけいいはいどう

[現在地名]大和郡山市長安寺町

筒井つつい城の南約一キロ、近鉄平端ひらはた駅東側にある筒井順慶の五輪塔の覆堂。一間四方の宝形造本瓦葺の小堂で、頂に瓦製の露盤をあげている。国重要文化財。

中央安置の五輪塔には「順慶陽舜房法印三十六歳于時入滅天正十二年甲申八月十一日」の刻銘があり、傍ら石灯籠の竿には「天正十三年乙酉八月十一日」の刻銘がある。

露盤銘により天正一二年(一五八四)の造立であることが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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