音波ログ(読み)おんぱログ

海の事典 「音波ログ」の解説

音波ログ

航送中の船の船底から、音波を出し、水中の微小粒子からの反射音のドップラー・シフトを測定して船と相対的な流速を測定する測器。反射音が返って来るまで の時間から、どの深さの微小粒子からの反射であるかを推定出来るから、流速の鉛直分布を得ることが出来る。海が浅ければ、海底からの反射音によって絶対流 速が得られる。ロラーンや衛星による位置決定精度が上がり、船速が精度良く推定されるようになり、広く使用されるようになった。船速を測定する測器として 音波ログと呼ばれることもある。 (永田

出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報