音信物(読み)インシンモノ

デジタル大辞泉 「音信物」の意味・読み・例文・類語

いんしん‐もの【音信物】

贈り物。進物
「人に無心いふ前には、念比ねんごろにしかけ、又は―をつかひ」〈浮・文反古・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「音信物」の意味・読み・例文・類語

いんしん‐もの【音信物】

〘名〙 訪れのしるしとして、また厚意を示すためや賄賂(わいろ)として贈る品物。進物(しんもつ)音物(いんもつ)。いんしんぶつ。
仮名草子浮世物語(1665頃)一「余勢音信(インシン)物を取る事山のごとし」

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