精選版 日本国語大辞典 「霜枯」の意味・読み・例文・類語
しも‐がれ【霜枯】
〘名〙
※万葉(8C後)一〇・一八四六「霜干(しもがれ)の冬の柳は見る人の蘰(かづら)にすべく萌えにけるかも」
※信長公記(1598)一二「霜がれに残りて我は八重むぐらなにはのうらのそこのみくづに」
※洒落本・風俗砂払伝(1780)「段々しもがれになるからひまになりやす」
④ 勢いや容色などが衰え、干からびたようになっていること。
しも‐が・れる【霜枯】
〘自ラ下一〙 しもが・る 〘自ラ下二〙 草木が霜にあってしぼみ枯れる。
※中務集(989頃)「いつぞもやしもかれしかどわがやどのむめをわすれぬ春は来にけり」
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