雨竜神社(読み)うりゆうじんじや

日本歴史地名大系 「雨竜神社」の解説

雨竜神社
うりゆうじんじや

[現在地名]雨竜郡雨竜町字満寿

町の南部に位置。旧郷社。祭神は天照皇大神・応神天皇で、蜂須賀家政・松平康長を配祀する。明治三一年(一八九八)九月、現在地に蜂須賀農場の守譲神として現徳島市に鎮座する国瑞彦くにたまひこ神社の分霊を仮社殿に勧請したことに始まる。同三三年六月一日の祭典の日に合せて本殿が竣工した。翌三四年四月に無格社国瑞彦神社として認可され、大正四年(一九一五)七月天照大神および現長野県松本市鎮座の馬場ばば神社に祀られる松平康長(戸田家中興の祖)の分霊を増祀して雨竜神社と改称、村内一円の守護神とした。大正六年村社に列し、同一三年に社殿を改築し、翌一四年四月富山県下新川しもにいかわ内山うちやま(現同県宇奈月町)から来住した移民が、郷里より勧請した八幡神社の祭神応神天皇を合祀し、同年八月郷社に列した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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