雨池村(読み)あまいけむら

日本歴史地名大系 「雨池村」の解説

雨池村
あまいけむら

[現在地名]長岡市雨池町

南新保みなみしんぼ村の東、南はさかい村、東は蓮潟はすがた村。寺宝じほう村の出身といわれる安右衛門の開拓といい、地内の神明社は寺宝村の神明社を分祀したものである。寛永一五年(一六三八)河根川かわねがわ村から長岡藩奉行所へ差出した書付(長岡の歴史)に「寺宝村は天池を御付被成候」とあり、蔵王ざおう領と長岡藩領の入交じりで、用水もない地を開いたので、用水江の訴訟に二一年を費やし、安右衛門の子長右衛門が草分肝煎となった。

雨池村
あまいけむら

[現在地名]寒河江市松川まつかわ

現松川地区の西部を占めていた村で、東部を主村域とする丸竹まるたけ村と入交じって一つの集落を形成していた。最上氏改易後は左沢藩領、その後は丸竹村と同様の変遷をたどった。慶安二年(一六四九)の左沢山里苅田畑寄帳(寒河江文書)によると高二〇〇石余。天明三年(一七八三)・享和四年(一八〇四)・文化一三年(一八一六)・文政四年(一八二一)の各年の名寄帳(長井政太郎氏旧蔵文書)では田一七七石余・畑二〇石余・屋敷三石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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