雑毒(読み)ぞうどく

精選版 日本国語大辞典 「雑毒」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐どく ザフ‥【雑毒】

〘名〙
① いろいろな毒。
霊異記(810‐824)下「食物に於きては、雑毒を食ふと雖も甘露と成り」
仏語煩悩を毒にたとえて、その毒をまじえたもののこと。または他力念仏に対する自力諸善をいう。
教行信証(1224)二「願海者不宿二乗雑善中下屍骸、何況宿人天虚仮邪偽善業雑毒雑心屍骸乎」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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