デジタル大辞泉
「雀榕」の意味・読み・例文・類語
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あこう【雀榕】
〘名〙 クワ科の常緑高木。紀伊半島以南の
海岸に生える。高さ一二~二〇メートル、直径一メートルに達する。葉は長さ一〇~一五センチメートル、幅五~六センチメートルの楕円形または長楕円形で、春、落葉するが落葉とほぼ同時に
新芽がでる。雌雄異株で、実のようにみえる
球形のいちじく状の花嚢
(かのう)がつく。花嚢は小さい白点をもち、熟すと淡紅白色となり、中に
淡紅色の花が密生する。
漢名、雀榕。あこぎ。あこみずき。あこのき。
※草木性譜(1823)人(
古事類苑・
植物一)「
榕樹(アコウ) 南土の産にして寒を畏る、冬暖室に蔵むべし」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報