障害・障碍・障礙(読み)しょうがい

精選版 日本国語大辞典 「障害・障碍・障礙」の意味・読み・例文・類語

しょう‐がい シャウ‥【障害・障碍・障礙】

〘名〙
① (━する) さまたげをすること。じゃまをすること。また、そのさまたげとなるもの。さわり。しょうげ。
史記抄(1477)一八「此に何と云障があって思ふ事がよからうとすればわるくはなりなりすると云て」
金貨(1909)〈森鴎外〉「此別当が自分と軍人との間に成り立ってゐる或る関係に障碍を加へるものであるやうに感じた」 〔白居易‐春日題乾元寺上方最高峰亭詩〕
② 精神や身体の器官がなんらかの原因でその機能を果たさないこと。また、その状態。
搦手から(1915)〈長谷川如是閑〉殿さまお目ざめ「青春時代の、生理的発達に伴ふ心理的変化から来る道徳機能の障碍(シャウガイ)である」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android