隈手(読み)くまで

精選版 日本国語大辞典 「隈手」の意味・読み・例文・類語

くま‐で【隈手】

〘名〙 (「隈」は隠れた所。「手」は方向の意) 人間界以外の世界幽界あの世一説に、「隈」は山の入りくんだ所の意で、隈の多い所。曲がりくねった道。くまじ。→八十隈手(やそくまで)
書紀(720)神代下(兼方本訓)「今我当に百足らず八十隈に、隠去なむ〈隈、此をば矩磨埿(クマデ)と云ふ〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android