関所破(読み)せきしょやぶり

精選版 日本国語大辞典 「関所破」の意味・読み・例文・類語

せきしょ‐やぶり【関所破】

〘名〙
関所通手形を所持しないで、不法に関所を通過し、または間道を抜け、関所を避けて通ること。また、それをする人。江戸時代、この行為は主殺し、親殺しなどとともに重罪に処せられた。関破り
※禁令考‐別巻・享保度法律類寄(1724)「掟背 一関所破、当人は磔、手引馴合候者獄門、女は品によるべし」
監視の目をくぐって、遊女遊郭を逃げだすこと。
※雑俳・柳多留‐二三(1789)「四郎兵へが関所やふりは高がしれ」

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