精選版 日本国語大辞典 「関係・関繋・管係」の意味・読み・例文・類語
かん‐けい クヮン‥【関係・関繋・管係】
〘名〙 二つ以上の物事が互いにかかわりあうこと。また、そのかかわりあい。
① (━する) ある物事が、他の物事に影響すること。また、その影響。
② (━する) ある物事が、他の物事につながりを持つこと。また、そのつながり。
※藤樹文集(1648頃)四「此事於二吾道一関係尤為レ大焉」
※安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三「イヤイヤどうでも医業に関係(クヮンケイ)しておっては」
③ 人と人との間柄。かかわりあい。
④ (━する) 男女が肉体的な交わりをすること。情交。
⑤ (多く名詞の下に付けて) その方面。そういう分野。「教育関係の仕事」「繊維関係の会社」
⑥ 集合A、Bの直積 A×B の部分集合のA、Bに対する称。すなわち、A×B の部分集合Rを、Aの元とBの元との関係という。A×B の元(a, b)は、Rに属するとき、関係Rにあるといわれる。AとBとが等しいときは、Aの上の関係ということがある。
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