間違える(読み)マチガエル

デジタル大辞泉 「間違える」の意味・読み・例文・類語

ま‐ちが・える〔‐ちがへる〕【間違える】

[動ア下一][文]まちが・ふ[ハ下二]
しそこなう。失敗する。しくじる。まちがう。「計算を―・える」
他のものと取り違える。まちがう。「人の傘と―・える」「道を―・える」
[用法]まちがえる・あやまる――「計算を間違える(誤る)」のように、やりそこなうの意では相通じて用いられる。◇「間違える」には本来選ぶべきものを取り違えて他のものを選ぶ意がある。「右折するところを間違えて左折した」◇「誤る」は、正しい方法・方向を選ばずに、よくない方法・方向を選ぶ意がある。そこから道理正道からそれる、ふみはずすの意が生じる。「ふとしたきっかけで人生を誤る」「身を誤って罪を犯す」◇「道を間違える」は、直進するか、右折するか、左折するかを選びそこなうだけだが、「道を誤る」は生き方問題になる。
[類語]誤る間違う違える取り違える思い違える履き違える

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android