間島新村(読み)ましましんむら

日本歴史地名大系 「間島新村」の解説

間島新村
ましましんむら

[現在地名]氷見市間島

余川よかわ川の河口、氷見町の北境に接する。西は稲積いなづみ村。河口付近より北に阿尾あお城跡を望む。寛永一二年(一六三五)の新村建申付状(木越豊信氏筆写史料)によれば、「氷見之庄阿尾村之まし間川之端」に新村を取立て、釣船二艘御役朱符銀一〇匁・地子銀五匁・引網一統五匁を明年暮より納めるべく定められている。明暦二年(一六五六)の加納組高覚帳(円仏家文書)によれば無高で、「地子役等本村稲積村御印表有」とある。寛保二年(一七四二)の高免等書上帳(折橋家文書)によれば無高で、定小物成二一六匁、天明四年(一七八四)暮より上納の散小物成二七二匁、頭振家数五六。宝暦一四年(一七六四)の書上(三州旧蹟志)によれば、産物はところてん草。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報