じょう‐のう ジャウナフ【上納】
〘名〙
※甲陽軍鑑(17C初)品三三「
悪所を引替、上納
(ナフ)にて被
レ下」
※
村役人(中村六左衛門)宛一茶書簡‐文政四年(1821)一二月二九日「金一歩づつ上納同様上納仕候」
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デジタル大辞泉
「上納」の意味・読み・例文・類語
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普及版 字通
「上納」の読み・字形・画数・意味
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世界大百科事典(旧版)内の上納の言及
【未進】より
…1428年(正長1)興福寺が奈良に発布した徳政令では,昨年以前の未進年貢が徳政令の対象となっているが,これは未進年貢に利子が付されたことと関係があるものと考えられる。【黒川 直則】 近世では,年貢などの賦課物を納入することを上納(じようのう)といい,領主からの割付(わりつけ)額を全部上納することを皆済(かいさい)といった。年貢を最初から少しも上納しないことを不納(ふのう)といい,一年間不納を続ければ田畑を没収して村中に預け,[村総作](むらそうさく)にさせた。…
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