間山節(読み)あいのやまぶし

精選版 日本国語大辞典 「間山節」の意味・読み・例文・類語

あいのやま‐ぶし あひのやま‥【間山節】

[1] 三重県伊勢市の間(あい)の山で、近世初期より明治まで代々、お杉、お玉と名のる女性が簓(ささら)をすり、三味線を弾いて歌った俗謡。人生の無常を歌ったものが多い。伊勢節
浮世草子・好色一代女(1686)六「所がらとて間の山節(ブシ)あさましや往来(ゆきき)の人に名をながすと、いづれがうたふも同音にしておかしかりき」
[2] 〘名〙 歌舞伎の下座音楽の一つ。「伊勢音頭」の物語の場などに用いる胡弓入りの合方(あいかた)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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