閃長閃緑岩(読み)せんちょうせんりょくがん(英語表記)syenodiorite

岩石学辞典 「閃長閃緑岩」の解説

閃長閃緑岩

花崗閃緑岩に似るが石英を含まない岩石顕晶質火成岩組成閃長岩閃緑岩中間に位置する.このような岩石は一般にモンゾニ岩というが,モンゾニ岩は閃長岩と斑糲岩の中間組成である.この岩石の名称と内容は様々に変化している[Tomkeieff : 1983].この名称はヨハンセンエヴァンスがそれぞれ独立に使用したが[Johannsen : 1912, Evans : 1916],ヨハンセンが初めて記述した[Johannsen : 1917].その後モンゾニ岩およびモンゾ閃緑岩があるので閃長閃緑岩の名称を廃棄したが,再び復活した[Johannsen : 1922].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android