門内村(読み)かいとむら

日本歴史地名大系 「門内村」の解説

門内村
かいとむら

[現在地名]幡豆町西幡豆にしはず

小野おの川沿いに開かれ、小野ヶ谷の南に発達した谷あいの集落東西とも山に接し、南は寺部てらべに続く。村名は「三河志」に「かいと村」、「三河国二葉松」に「貝津」と記されている。安泰あんたい寺の永禄七年(一五六四)の棟札には「開戸村」とあり、古くから開けた集落であった。

門内神社は標高七〇メートルほどに建っているが、往古は一四五メートルほどの権現ごんげん山上に祀られ、白山大権現と称していたという口碑がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android