長沢 佑(読み)ナガサワ タスク

20世紀日本人名事典 「長沢 佑」の解説

長沢 佑
ナガサワ タスク

昭和期の詩人,社会運動家



生年
明治43(1910)年2月17日

没年
昭和8(1933)年2月17日

出生地
新潟県中蒲原郡

学歴〔年〕
五箇小〔大正11年〕卒

経歴
小学校卒業後塾で学び、大正12年呉服屋に奉公したが、15年上京し、文学関心を抱く。昭和3年帰郷し全農新潟県連合会南部地区書記となる。6年ごろから文学の面でも活躍し、詩「貧農のうたへる詩」や作品集「蕗のとうを摘む子供等」などがある。7年プロレタリア作家同盟新潟支部書記長となり、機関紙「旗風」を創刊。再三検挙され、栄養失調などのため23歳で死亡した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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