長次郎七種(読み)ちょうじろうしちしゅ

精選版 日本国語大辞典 「長次郎七種」の意味・読み・例文・類語

ちょうじろう‐しちしゅ チャウジラウ‥【長次郎七種】

楽家(らくけ)の初代長次郎作の茶碗で、千利休名作と見たてたもの七種黒楽は「大黒」「鉢開」「東陽坊」の三碗、赤楽は「早船」「検校」「臨済」「木守」の四碗。利休七種

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の長次郎七種の言及

【長次郎】より

…代表的な茶碗として,黒楽には〈大黒〉〈東陽坊〉〈雁取〉〈北野〉〈俊寛〉などがあり,赤楽には〈無一物〉〈一文字〉〈太郎坊〉〈二郎坊〉などがあげられる。また初代長次郎作の茶碗から利休が7種を選んだとされる〈長次郎七種〉は,〈大黒〉〈東陽坊〉のほかに,黒楽では〈鉢開〉,赤楽では〈早船〉〈臨済〉〈検校〉〈木守〉で,利休七種とも呼ばれ,3代のんこう(道入)の時代からはそれらの写しが作られた。なお楽家2代は一般に常慶(宗慶の二男)とされている。…

※「長次郎七種」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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