七種(読み)しちしゅ

精選版 日本国語大辞典 「七種」の意味・読み・例文・類語

しち‐しゅ【七種】

〘名〙
七つ種類
※観智院本三宝絵(984)上「慈の心を以て先づ汝を度(た)して七種の道を行ひ、七随眠を断たしめむと」
② 陰暦七月七日の七夕祭に、織女牽牛の二星に供える七つの品物。七百首の詩、七百首の歌、七十韻の連歌、七十韻の連句、七調子の管弦、七百の数の鞠、七献の酒など、すべて七の数をもつ品物が七種類供えられる。

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デジタル大辞泉 「七種」の意味・読み・例文・類語

なな‐くさ【七種/七草】

7種類。なないろ。また、いろいろ。
春の七草」のこと。せりなずな御形ごぎょう蘩蔞はこべ仏座ほとけのざすずな蘿蔔すずしろ 新年》
秋の七草」のこと。はぎ尾花おばなくず撫子なでしこ女郎花おみなえし藤袴ふじばかま桔梗ききょう
七種の節句」の略。
[類語]春の七草秋の七草

しち‐しゅ【七種】

七つの種類。
七夕たなばた祭りに供える七つの品物。7の数にちなむものを供える。

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