日本大百科全書(ニッポニカ) 「長崎鼻(鹿児島県)」の意味・わかりやすい解説 長崎鼻(鹿児島県)ながさきばな 鹿児島県薩摩半島(さつまはんとう)の最南端、指宿市(いぶすきし)山川(やまがわ)にある岬。北緯31度9分付近で、長さ約2キロメートル、南へ向かって突き出る。指宿(いぶすき)(阿多(あた))カルデラの外輪山の一角をなしていたものといわれ、石英安山岩からなる。西方5キロメートルの所に開聞(かいもん)岳がそびえ、南方洋上には竹島、硫黄(いおう)島、黒島、屋久(やく)島、種子島(たねがしま)なども望むことができる。指宿温泉や池田湖とも近く、薩摩半島の観光ルートにくみこまれている。ソテツ自生地として特別天然記念物に指定されている。[塚田公彦] 開聞岳 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例