精選版 日本国語大辞典 「鎰取・鍵取・典鎰」の意味・読み・例文・類語
かぎ‐とり【鎰取・鍵取・典鎰】
〘名〙
① 令制で、中務省に属して監物(けんもつ)とともに庫蔵の鍵の出納をつかさどる官職。のち諸司に置く。定員は大典鎰二人、少典鎰二人。かぎつかさ。かぎのつかさ。かいとり。典鎰(てんやく)。〔九暦‐逸文・天暦四年(950)八月三日〕
④ 江戸時代、村役人の一つ。郷蔵の管理をする。また、蝦夷地においては勘定所の支配下で倉庫の出納をつかさどる。〔財政経済史料‐一〇・属島・蝦夷地・元祿四年(1691)二月日〕
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