鎧通(読み)よろいどおし

精選版 日本国語大辞典 「鎧通」の意味・読み・例文・類語

よろい‐どおし よろひどほし【鎧通】

〘名〙
① 軍陣用の分厚くて鋭利な短刀。普通、九寸五分(約二九センチメートル)で反(そ)りがなく、太刀脇差に添えて帯びるが、時には右脇にさしておくので馬手差(めてざし)という。
※幸若・高たち(室町末‐近世初)「九寸五分のよろひとをしを、めての脇にさいたりけり」
② 鏃(やじり)一種。太く鋭いもの。〔武用弁略(安政再板)(1856)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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