電解質錯体が解離したときに生じるイオンをいう.たとえば,[Fe(H2O)6]3+ は錯陽イオン,[Fe(CN)6]3- は錯陰イオンである.一般に,金属イオンが極性溶媒に溶けたとき,溶媒分子またはイオンが配位することが多いから,これらも厳密には錯イオンである.たとえば,Mg塩が水に溶けたとき,便宜的にイオンの形を Mg2+ と書くが,正しくは [Mg(H2O)6]2+ で錯陽イオンである.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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→錯体
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
→錯体
…錯体にはイオンと分子とがある。錯イオンは陽イオンまたは陰イオンの形で存在する錯体で,対イオンと結合して錯塩,錯酸,錯塩基をつくる。これらと錯分子とをひとまとめにしたものが狭義の錯化合物で,配位化合物ともいう。…
※「錯イオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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