百科事典マイペディア 「錆/銹」の意味・わかりやすい解説 錆/銹【さび】 空気中の酸素,水分,炭酸ガスなどの作用で金属表面に生じる酸化物,水酸化物,炭酸塩などの被膜の総称。鉄さびには赤さびと黒さびがあり,前者は酸化鉄(II)の水和物を主成分とし,もろく金属の内部まで腐食が進む。後者は四酸化三鉄を主成分とするもので,緻密(ちみつ)で内部を保護する。銅は酸化されて黒くさびるが空気中の炭酸ガスと湿気で塩基性炭酸銅(水酸化炭酸銅ともいう。ロクショウ)を生じ緑色となる。アルミニウムの白さびは酸化アルミニウムおよび水酸化アルミニウムよりなる。→錆止め塗料→関連項目腐食|防食 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報