銅鑼・鉦(読み)どら

精選版 日本国語大辞典 「銅鑼・鉦」の意味・読み・例文・類語

ど‐ら【銅鑼・鉦】

〘名〙 打楽器一種。多く唐金(からかね)で造り、円盤状をしていて、ひもでつりさげ、槌(つち)や桴(ばち)で打つもの。本来法会(ほうえ)に用いるものであったが、歌舞伎囃子(はやし)茶席、現在では船の出帆の際の合図など広く用いられる。ゴング。〔和玉篇(15C後)〕
浮世草子好色一代女(1686)二「最前は耳塞ぎし鉦(ドラ)・女鉢の音も、聞馴れて慰む態となれり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android