銀行集会所

山川 日本史小辞典 改訂新版 「銀行集会所」の解説

銀行集会所
ぎんこうしゅうかいじょ

同一地域に本支店をもつ銀行業者が,営業上の諸問題の提案・建言集約や,相互意思の疎通,権益擁護のために結成した団体手形交換所の運営や,預金利率協定の中心として銀行業務の発展を図った。最初設立は東京銀行集会所で,1877年(明治10)に渋沢栄一主唱で設けられた択善会(たくぜんかい)を前身とした(80年改組)。各銀行集会所は第2次大戦中は全国金融統制会にくみこまれ,戦後これらをもとに銀行協会が設立された。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報