鉢崎村(読み)はつさきむら

日本歴史地名大系 「鉢崎村」の解説

鉢崎村
はつさきむら

[現在地名]柏崎市米山よねやま

北陸道の宿駅頸城くびき郡に属する。東は刈羽郡鯨波くじらなみ駅、西は頸城柿崎かきざき(現中頸城郡柿崎町)に通ずる。鯨波駅との間に米山よねやま三里の難所があり、その登り口に鉢崎関所があった。村の北は日本海、南は頸城郡大清水おしみず村、東は同郡上輪あげわ(現柿崎町)八崎はつさきとも記した。万里集九の「梅花無尽蔵」長享二年(一四八八)一〇月一〇日の条に「自柏崎歴四十里至柿崎、北海之浜、浪声終宵吹枕而已、途中有鉢崎、画眉多、頗似楊州十里之簾」と記す。文禄(一五九二―九六)頃の頸城郡絵図の美守ひだもり郷に「八崎町」とあり、御料所・柿崎氏・佐野伝三の相給地で、地味上、本納七六・〇五石、縄高一二二・〇九石、役家数二七・人数八一を記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android