鈴野川村(読み)すずのがわむら

日本歴史地名大系 「鈴野川村」の解説

鈴野川村
すずのがわむら

[現在地名]須佐町大字鈴野川

現須佐町最東端に位置し、東を石州津和野つわの(現島根県鹿足郡津和野町)と接する。村内を北流する鈴野川(田万川支流)やその支流域に集落が散在する。下田万しもたま(現田万川町)仏坂ほとけざかから徳佐とくさ(現阿東町)野坂のさかに至る往還道が南北に通る。南は権現ごんげん(六五二・九メートル)を境に嘉年かね(現阿東町)と接する。奥阿武宰判所属。

慶長六年(一六〇一)石見益田ますだ(現島根県益田市)から益田元祥が須佐村領主として居を移した。益田越中家文書(「閥閲録」所収)の寛永二年(一六二五)八月一三日付「秀就公御印形 御配所附立」に鈴野川村とあり、元祥の孫元尭の時三九五石余を知行した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android