釜中村(読み)かまなかむら

日本歴史地名大系 「釜中村」の解説

釜中村
かまなかむら

[現在地名]金屋町釜中

下六川しもむつがわ村で本谷ほんたに(玉川)に注ぐ支流に沿って西北に入った山間にある。「続風土記」に「四面山にして村居或は半腹或は谷間にあり、此地古は炭を焼し山林なりしかは、炭竈の跡田畑の中に多し、六川上下の間にありて中村の名起り、炭かまの中村といふ義を略して竈中といふなり」とある。慶長検地高目録によれば村高一五四石余、小物成八斗六升三合。慶長六年(一六〇一)の釜中村御検地帳(釜中区有文書)によれば当時焼畑農業も行っていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android