金川原村(読み)かねがわばらむら

日本歴史地名大系 「金川原村」の解説

金川原村
かねがわばらむら

[現在地名]御坂町金川原

金川扇状地の氾濫原に位置し、南は井之上いのうえ村、東は下黒駒しもくろこま村、北は国分こくぶ(現一宮町)。枝郷にしも組・上組がある(甲斐国志)。慶長古高帳に金川原とみえ高四八石余、幕府領。ほかに浅間領五斗余。貞享二年采地簿(臆乗鈔)には旗本朝比奈氏がみえる。元禄郷帳でも変わらず、宝永二年(一七〇五)以降の領主変遷国衙こくが村に同じ。

下黒駒村から下った鎌倉街道沿いに狩野原かのはら宿があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android