金城[町](読み)かなぎ

百科事典マイペディア 「金城[町]」の意味・わかりやすい解説

金城[町]【かなぎ】

島根県中西部,那賀(なか)郡の旧町。1969年町制。北部石見(いわみ)高原山地で,農林業が主。中心は国道186号線で浜田市と結ばれる下来原。南部大佐(おおさ)山などは西中国山地国定公園の一部。2005年10月那賀郡三隅町,町,弥栄村浜田市へ編入。164.30km2。5292人(2003)。

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世界大百科事典 第2版 「金城[町]」の意味・わかりやすい解説

かなぎ【金城[町]】

島根県西部,那賀郡の町。1969年町制。人口5508(1995)。南北に長く,南の広島県境中国山地で,中央より北は隆起準平原石見高原からなる。畜産の盛んな地域で,元谷と新開に畜産団地が造成され,県境に近い弥畝山にある県営牧場では,大田市の三瓶牧場で飼育された子牛を夏季放牧している。タバコ,高冷地野菜の栽培を行い,ワサビ,シイタケの生産にも力を注いでいる。島村抱月の生地で抱月公園があり,美又温泉(単純泉,40℃),民俗資料館,スキー場など観光に力を入れている。

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