都留郡郡内領郷帳(読み)つるぐんぐんないりようごうちよう

日本歴史地名大系 「都留郡郡内領郷帳」の解説

都留郡郡内領郷帳(享保一〇年郡内領郷帳)
つるぐんぐんないりようごうちよう

一冊

成立 享保一〇年

控本 山梨県立図書館

解説 柳沢氏転封で甲斐一国が幕府領となった翌年、享保一〇年に都留郡を管轄してきた幕府代官河原清兵衛の元で作成された都留郡郷村帳。なお表紙の「都留郡郡内領郷(村)帳」は後筆である。最初に都留郡総高、その田方・畑方の内訳、山畑年貢・薪山年貢なども含めた総反別、次いで多くは秋元氏時代から継承されたであろう小物成・諸運上額が記載されている。続いて各村ごとに高・取米・小物成運上額が綴られ、とくに村ごとの小物成運上の内容をうかがう好史料となっている。村の記載順はほぼ上谷村・下谷村に始まって南下し、成沢村に至ってからは北上する。

活字本 甲州文庫史料四

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android