都城木刀(読み)みやこのじょうぼくとう

事典 日本の地域ブランド・名産品 「都城木刀」の解説

都城木刀[木工]
みやこのじょうぼくとう

九州・沖縄地方、宮崎県の地域ブランド。
都城市で製作されている。江戸時代、都城島津藩に属していたため薩摩示現流の太刀見本木刀がつくられるようになったという。また、明治時代末期に神陰流の太刀の型を加味し、反りのある都城型の木刀になった。材料には、霧島山麓に自生している樫や柞など、弾性と強度ともに優れたものが使用される。神陰流・柳生流など流派ごとに形の違う木刀を200種類以上も生産。現在では全国生産量の大部分を占める木刀の産地。宮崎県伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「都城木刀」の解説

都城木刀

宮崎県都城市を中心に生産される木刀。県指定伝統的工芸品。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android