精選版 日本国語大辞典 「郭中・廓中」の意味・読み・例文・類語 かく‐ちゅう クヮク‥【郭中・廓中】 〘名〙① =かくない(郭内)①※菅家後集(903頃)官舎幽趣「中不レ得レ避二諠譁一、遇レ境幽閑自足レ誇」※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉一二「誰とて酔を発するもなく郭中(クヮクチウ)常より蕭然(ひっそ)とせり」 〔史記‐晉世家〕② =かくない(郭内)③※評判記・色道大鏡(1678)一「郭中(クハクチウ) 傾城町一くるわの内の事をいふ時の詞なり。是を郭内ともいふ」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報