選分(読み)よりわける

精選版 日本国語大辞典 「選分」の意味・読み・例文・類語

より‐わ・ける【選分】

〘他カ下一〙 よりわ・く 〘他カ下二〙 選び分ける。選んでよしあしを区別する。選別する。えりわける。よりわかつ。
※門三味線(1895)〈斎藤緑雨一一「浜様のになされと散らばりし歌留多選分(ヨリワ)けて」

えり‐わ・ける【選分】

〘他カ下一〙 えりわ・く 〘他カ下二〙 多くのものを程度種類などによって別々にする。選別する。よりわける。
※連歌比況集(1509頃)「何にても一つ袋にて取納めて、我家に帰りて用に随てえり分て受用す」

より‐わけ【選分】

〘名〙 よりわけること。選び分けること。えりわけ。
里芋の芽と不動の目(1910)〈森鴎外〉「己もそこへ胡坐を掻いて里芋の選分(ヨリワケ)を遣っ附けた」

せん‐ぶん【選分】

〘名〙 よりわけること。

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