我家（読み）わぎえ

精選版 日本国語大辞典

わぎえ わぎへ【我家】

〘名〙 (「わがいえ」の変化した語) 自分の家。わがや。わいえ。

※古事記（712）中・歌謡「はしけやし 和岐幣(ワギヘ)の方よ 雲居立ち来も」

わいえ わいへ【我家】

〘名〙 「わぎえ（我家）」の変化した語。

※催馬楽（７Ｃ後‐８Ｃ）葛城「国ぞ栄えむや 和伊戸(ワイヘ)らぞ 富せむや」

わがいえ わがいへ【我家】

雅楽の曲名。催馬楽。呂の歌の中にあり、「楽家録‐六・催馬楽歌字」に「わがいゑんはとはりちゃうをもたれたるを」の歌い出しで所収。廃曲。

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

わぎえ〔わぎヘ〕【^▽我^▽家】

《「わがいえ」の音変化》自分の家。わがや。
「愛はしけやし―の方よ雲居立ち来も」〈記・中・歌謡〉

わいえ〔わいへ〕【我家】

「わぎえ（我家）」の音変化。
「―は帷帳とばりちゃうをも垂れたるを」〈催馬楽・我家〉

出典　小学館