道行摺(読み)みちゆきずり

精選版 日本国語大辞典 「道行摺」の意味・読み・例文・類語

みちゆき‐ずり【道行摺】

〘名〙
① 道の途中で行きあうこと。通りすがり
狭衣物語(1069‐77頃か)四「思かけず浅ましかりし道ゆきずりに」
草原を分けて行くとき、草にすられて着物の染まること。
堀河百首(1105‐06頃)秋「ひまもなくま萩しげれる秋の野は道ゆきすりも嬉しかりけり〈藤原公実〉」

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