道祖神・塞神(読み)さえのかみ

精選版 日本国語大辞典 「道祖神・塞神」の意味・読み・例文・類語

さえ‐の‐かみ さへ‥【道祖神・塞神】

〘名〙 境にあって外部から村落へ襲来する疫神悪霊などをふせぎ止めたり、追い払ったりする神。また、行路の神、旅の神、生殖の神ともされる。どうそじん。さいのかみ。〔十巻本和名抄(934頃)〕
今昔(1120頃か)三一「道祖(さへ)の神を祭て狂にこそ有ぬれ」

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