道方村(読み)みちかたむら

日本歴史地名大系 「道方村」の解説

道方村
みちかたむら

[現在地名]南島町道方

にえ湾の最奥部にある。道方川の下流域に形成された集落。東西に熊野街道が走り、北方は険峻な能見のみ坂を越えて上手うわで(現度会町)に入り、伊勢に至る道の合流点となっている。東方は大江おおや村、西方慥柄たしから浦、南方は海を隔てて約二キロで阿曾あそ浦と対する。「和名抄」志摩国英虞あご郡の道潟みちかた郷の故地とされる。「神鳳鈔」には「道方」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android