精選版 日本国語大辞典 「連尺・連索」の意味・読み・例文・類語
れん‐じゃく【連尺・連索】
[1] 〘名〙
① 麻縄などで肩にあたる部分を幅広く組んでつくった、物を背負うための綱。また、背負梯子(せおいばしご)など背負縄(しょいなわ)をつけた物を背負うための具。〔文明本節用集(室町中)〕
※幸若・屋嶋軍(室町末‐近世初)「亀井が笈に取かへ、れんじゃくつかんでかたにかけ」
② ①を肩にかけて背負う背負い方。両肩から脇にかけて紐をかけて背負うやり方。
③ 「れんじゃくしょうにん(連尺商人)」の略。
※随筆・嬉遊笑覧(1830)一一「負ひ又は荷ひてありく商人を、れんじゃくといひし事見えたり」
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