通掛(読み)とおりがかり

精選版 日本国語大辞典 「通掛」の意味・読み・例文・類語

とおり‐がかり とほり‥【通掛】

〘名〙 (「とおりかかり」とも) たまたまそこを通りかかること。とおりがけ。とおりすがり。
人情本・明烏後正夢(1821‐24)四「見(みず)知らずの通(トヲ)りかかりの旅の者」

とおり‐がけ とほり‥【通掛】

〘名〙 たまたま通るついで。とおりがかり。とおりすがり。
※羅葡日辞書(1595)「Praetermonstro〈略〉Touorigaqeni(トヲリガケニ) モノヲ ミスル

とおり‐かか・る とほり‥【通掛】

〘自ラ五(四)〙 (「とおりがかる」とも) たまたまそこにさしかかる。とおりすがる。
※虎寛本狂言・磁石(室町末‐近世初)「能時分に通りかかって珍らしい市立見物致す事で御座る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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